小樽天狗山ロープウエイ その2

 山頂には草原ボブスレーやシマリス公園がありますが自分はスルー。山頂駅の建物を出て右側に行くと最高のロープウェイ観察スポットがありました。冬場はスキー場の斜面になるところなので立ち入ることができ真近で見ることができます。小樽の街をバックに良いショットが撮れました。  山頂駅のホームもやはり屋内式です。先端が運転室のようですが、そのわりにはシンプルというか質素な印象を受けます。さて、山麓行きは2号車「TENGU」で下っていきます。

 今度は景色のいい方向です。写真ではとても広がる視界ぜんぶを納めることができないのが残念です。函館、札幌に並ぶ北海道三大夜景の一つですから、夜までいるつもりでしたが、この日は夕方4時頃から雨がひどくなってきたので断念しました。左側に平行してスキー用のリフトのラインも見えます。支柱を越えるともうすぐ中間地点。

 先ほど乗った1号車と交差します。ちなみにここは車掌さんは省略されていてガイドは録音でした。そしてもうすぐ山麓駅。こっちの方はヘーベルハウスのマークみたいに見えます。

 がっしりしたコンクリートの階段ホームの溝にゆっくり入っていく様子が好きな自分には、どうもこの手のホームは魅力を感じないです。この辺が昭和30年代のレジャーブームの時に作られたロープウェイとは違うところなんでしょうね。

 外側から見た2号車の停まっている様子です。自分はこの駅の下のまん中に立ってビデオ撮影とかしていました。  ホームからはキャビンと写真が撮れないので外に出て記念撮影。実は蚊とアブがスゴくてオートシャッターが切れるまで逃げ回っていました。いっぱい刺されました。

 まだまだ乗っていないロープウェイはたくさんあるのですが、自分の好きな昭和の雰囲気が残っている交走式のロープウェイがどんどんとリニューアルされる昨今、油断していると乗るチャンスを逃すことが多くなってきたので、思い立って小樽まで行く事にしました。武庫川車輌製のキャビンは僕の好きなデザインでバッチリでしたが、この駅がどうもダメでした。(笑)最近の電車の駅もホームドアなどが設置され電車の車輌がよく見えなくなってきています。機能的にはすぐれているのですがホームからキャビンの様子が見えないのはどうも物足りなかったです。とは言え、開業からずっと使われている現在のキャビンも30年以上たっているわけですから、いつ架け替えになってもおかしくないと思うので、とりあえずコレに乗れて満足でした。

(2011年9月15日)

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ちなみに「鉄道データファイル」179号に小樽天狗山ロープウェイの詳しい記事が載っています。
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