小樽天狗山ロープウエイ

 羽田から朝6時5分発スカイマーク701便の新千歳空港行きに乗り、出発が遅れた為に7時50分頃到着。そこから8時34分発の快速エアポート小樽行きに乗り9時51分に小樽到着。駅前から10時15分発のバスでロープウェイの山麓駅にたどりつきました。生まれて初めて訪れる北海道。天気予報では「曇りのち雨」だったので行くのを辞めようとも思いましたが、飛行機も予約してしまったのでダメ元で行ってみる事にしました。幸い明るめの曇り空で、夕方4時頃に本降りになるまでに5往復は楽しめました。

小樽駅からバスで約20分。終点で降りるとロープウェイは目の前です。冬場はスキー場なので木のない山肌が広がっています。  天狗亭というレストランがある建物の横が山麓駅です。まるで公共の施設のような飾り気のない質素な建物でした。

 入り口を入るとすぐにチケット売場。ここは0、12、24、36、48分と12分間隔で運行されていました。冬場に雪で濡れた靴で入ってくる為でしょうか?人工芝が敷かれていました。  階段をあがるとすぐにホームです。ここの駅の特徴はなんといってもこの屋内型のホームです。キャビンの発着時に自動で扉が開閉します。ピンクの扉が1号車、ブルーの扉が2号車のホームです。

 まずは1号車の愛称「OTARU」に乗り込みます。那須ロープウェイも同じような屋内型のホームで、キャビンが入ってくると桟橋式にホームが下りて設置されますが、ここはピッタリと横付けされるだけでした。ある意味お見事な設計です。個人的にはキャビンがよく見える階段式のホームが好きなのですが、寒い冬場の事を考えるとお客さんにはこの方が有り難いですね。

 角がパノラミック・ウィンドーの実にオーソドックスなキャビンです。自分はこの手の昭和風のデザインが大好きです。1979年の開業以来ずっと使用されているそうです。夏場は虫が入ってくるので窓の上側にマジックテープで取り外しができる網が取り付けてありました。  外側から見た駅の様子です。過去に乗ったロープウェイで冬場にスキー場になる所は、このように屋根のないホームが多かったです。いつもキャビンが雨曝しになるようで可哀想な気がしちゃうのですが、積雪が多い場所ではこの方がいいのでしょうか?

 それでは1号車で山頂へ向かいます。普通ルートの真下は人が立ち入れないようになっていますが、スキー場にあるロープウェイはスキーコースの上を通過して行きます。  しばらく進むとスキーコースから外れて普通のロープウェイのように木が生い茂る上を登って行きます。山肌に添って登って行く感じなのであまりスリル感はありません。

 中間地点で反対側の2号車(TENGU)と交差します。1号車は赤、2号車は青です。  支柱は山頂駅よりに一本だけです。これを越えると山頂駅はもうすぐ。

 なんか見方によってはCMに出てくる犬のお父さんの顔にも見えなくもないです。左側に展望台がある建物が見えます。ホームに入る時は減速して到着。

 山頂駅の建物の中には売店、レストラン、そして小樽スキー資料館と天狗の館があります。(入場無料)  売店の横の窓は山頂駅の様子を真横に見る事ができる最高の観察スポットです。個人的にはこういう風景も大好きなんです。

 「展望レストランてんぐ」には窓辺にバーカウンターがあり、小樽の市街地を見下ろしながら食事などができる素敵な場所です。夜景を見るのにも最高の場所です。自分は街の方よりロープウェイの全長が見下ろせるのが魅力的で、オムハヤシライスを食べながらロープウェイ観察ができて幸せでした。

 建物の屋上は広い展望台になっていて、ここからの景色も最高。しかしここでも自分の感心はロープウェイの懸垂機部分がよく見える方に向いてしまいます。普通は屋根があるので、よく見ることができない部分なんですね。自分の目線でこんなによく観察できるのはちょっと興奮ものでした。

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