立山ロープウェイ 続き

 改札を過ぎると通路にお客さんを溜めて従業員さんが観光の説明と写真集の宣伝をします。海外の団体客の時は中国語などで説明して、お客さんをわかせていました。若いお兄さんたちが元気で活気がありとてもいいですね。  さて、下りは2号車で行きます。中央のホームの幅がとても広々としています。ここは支柱がないので、ハンガー部分がやぐらのようになっているのも特徴ですね。ここ以外ではあわしまマリンパークのロープウェイ(廃止)がそうでした。

 2012年に登場した大阪車輌工業製。81人乗り(乗務員を含む)です。個人的には大型すぎないコレぐらいまでのサイズが好きです。  もちろん景色がいいのはこちら側ですね。狭い谷間を通る路線とちがって視界が開けているので、逆に高さもあまり感じられなくて恐くない感じがしました。

 霧雨で正面の窓に水滴があって、今回は一度も満足いく交差写真が撮れなかった。発車前に従業員さんがちょっとでも窓を拭いてくれるとよかったのに。  黒部平駅に到着です。大観峰駅と違ってこっちは入り口が2つに分かれています。雪の重さにまけないようになのか?コンクリートでがっちり作られていますね。

 はい、到着!普通のお客さんはそそくさと出ていきますが、自分は次の改札が始まるこのわずかな隙間時間に命をかけます。従業員さんにはわるいけど、搬器などの撮影をさせてもらいます。

 ふと上を見た時、駅によくある鉄柱でできた搬器を支える部分がないことに気づいた。よく考えたらハンガーがやぐら型なので作れないことが判明。  ケーブルの見本がなんとホームの中にあった!乗る時は搬器に直行するし、降りる時は出口に向かうので誰も気づかないでしょう。(もっとも興味ある人もいないだろうけど)

 黒部平駅にはレストランや広い売店があります。立山ブラックソフトクリームが濃厚なチョコレート味で美味しかったです。(400円)  売店から外に出ると景色を楽しめる展望エリアがあります。まわりの山々を見るにはいいのですが、ロープウェイ観察には搬器が小さくしか見えずちょっと残念。

 駅舎の屋根にも展望台があります。ここからロープウェイの路線が全部見渡せるのですが、この大自然の中ではホントに小さくしか見えない。また雪崩の危険性があるせいか、山の斜面に行けないので、横から見れるスポットが何処にもなく、ロープウェイの撮影が困難な場所でした。この後、ロープウェイの往復(黒部平⇔大観峰)のチケット1940円を購入し、もう一往復して帰りました。

 ロープウェイファンとして、こんなメジャーな路線に乗った事がないのも恥ずかしかったので、晴天でもなく、撮影も不満足でしたが、とりあえず乗れただけでもよかったです。それにしても台湾や中国などのアジアからの観光客の多い事!周りは外国語ばかりで、自分が海外にでもいるような気分でした。それでもロープウェイが賑わっているのなら喜ばしい状況だと思います。今度はグリーンシーズンか紅葉の時に訪れたいものです。

 さて、ここはお土産グッツがとても豊富でして、ロープウェイ関連もけっこうあって散財しました。(笑)ボールペン、マグネット、ピンバッジ、根付、ペーパークラフトなど様々。立山黒部アルペンルートは複数の乗物を乗り継いで行くので、お土産品も数種類セットというのが多く、自分のようにロープウェイしか欲しくない者にはちょっと買いにくいのが難点。でもロープウェイに乗りに行って何もおみやげ品がない方が淋しいので、嬉しい悲鳴です。

2017年5月24日撮影 5月28日投稿

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