立山ロープウェイ

 以前からこのロープウェイに乗る計画をたてた事があったが、始発で家を出ても現地到着がお昼を過ぎてしまう事や、ロープウェイにたどり付くまでに複数の乗物を乗り継ぐ必要があり、単にロープウェイだけ目的に行くにはコストパフォーマンスが高いので、結局ずっと後回しにしていた場所でしたが、自分のタップダンスの生徒さんで山登りが趣味の人がレンタカーで連れていってくれる事になり、索道ファン歴10年過ぎてやっと乗る事ができた次第であります。

 朝9時過ぎに扇沢に到着。自分はロープウェイが目的なので、ここから大観峰までの往復5810円のチケットを購入。9時30分のトロリーバスで黒部ダムへ!16分で到着。  トロリーバスを降りてトンネルを抜けると、かの有名な黒部ダムに出る。そのダムを徒歩で渡り反対側に行くと、ケーブルカーの黒部湖駅にたどり着きます。

 何も見えないトンネル内のケーブルカーを降りて通路をまっすぐ進むといよいよ待望のロープウェイ乗場です。基本は20分間隔で運行。「ロープウェイ整理券乗車予定時刻表」なんて仰々しいボードがあったので従業員さんに伺ったら、時期によっては2時間以上待つような事もあるとか!  さあ、10時30分の大観峰行きに乗りこいます。ここで困惑が!交走式のロープウェイは山麓駅から山頂に向かって左側が普通1号車なのに、ここは右側が1号車だった。索道に詳しい来住憲司氏に伺ったら、大観峰駅のほうが起点として考えると、こっちが1号車でおかしくないと推測していて、納得。

 出発です!ココの特徴はなんと言っても支柱がないワンスパンの路線ですね。景観を損ねないためと、雪崩が多いので支柱が建てられないのも理由らしい。  最初はわりと緩やかな勾配でしたが、途中からカーブが急になり上っていきます。交差する反対側の搬器がけっこう上の方で、うまく写真が撮れなくて残念。

 訪れたのは5月の末でしたが、まだまだ雪景色でした。車窓から雄大な景色が広がります。  山頂駅が近付いてきました。霧雨の水滴が窓にポツポツ当たってきました。まだ視界がいいだけよかったと思わないとです。

 約7分で到着!自分はホームから見る景色が大好きなのですが、ここも例に漏れずいい感じです。駅舎がフレームになるから絵になるんですね。  ホームから階段を上がり、通路をまっすぐ行くと売店があり、そのままさらに階段を上がるとひな壇状の展望台に行けます。

 売店を通過して階段を下りると、室堂行きのトロリーバスのりばと、黒部平に戻るロープウェイの改札があるホールになります。青色のラインはトロリーバス、黄色がロープウェイの並ぶ位置です。団体客が多いので、グループ毎に番号のラインに並ぶように指示して整理乗車をしていました。

 大観峰駅には売店が2ケ所。上の元食堂だったと思われるスペースは無料の休憩室になっていました。下の階の売店には饅頭やふかし芋などを売る店もあります。  ロープウェイも団体客と一般客を分けて改札をおこなっていました。大観峰駅も一通りゆっくり見学したので、自分は12時の便で一度下りることにしました。

メインに戻る

次を見る
inserted by FC2 system