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| 強羅駅からケーブルカーで早雲山（そううんざん）に到着。真新しい駅の自動改札を通り２階に上がると赤、白、青の搬器が見える。曳索（ゴンドラを引張っているロープ）を放した搬器を乗車側に運ぶ為のたくさん並んでいるタイヤが印象的。写真で見るよりかなり大きくて大勢乗れます。駅を出発してからは先に見える山を越えるまでは、とてものどかでしたが...... |
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| 箱根ロープウェイで一番スリリングな大湧谷の谷間に差しかかると突然ものすごい風！お芝居で雪女が登場する時の吹雪きの効果音に使えるぐらいスゴイ音。左右に揺れるし。一緒に乗ってたおばさんが「あ〜らヤダ、アタシ往復買っちゃったわよ。また乗らなきゃいけないの？....でも富士山きれいね....」と言ってたのが笑えた。子供の頃乗った時も、この場所がちょっと怖かったことを覚えている。だんだん大湧谷の駅が近づいてくるとさすがにホッとした。左側に昔の駅の建物が見える。そして無事到着。 |
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| ここで乗換えである。ここから桃源台（とうげんだい）駅までのロープウェイは比較的古い搬器のままだった。僕は全部フニテルに入替えたのだと思ってたので ちょっと嬉しかった。乗り場に行くと、アナウンスが流れ、強風の為ロープウェイの運行を中止するという。そして僕が並んでいた列の人までで打ち切られた。おおっセーフ。こっちも風の強いところはベルのように左右にゆれながら進んでいきました。フニテルとくらべるとすごく小さい搬器だが古くてカワイイ。自分が好きなのはこっちのタイプです。来た甲斐がありました。 |
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| こちらのルートはわりと平坦な感じで、高いところが苦手な人も安心して乗れると思います。右に富士山、左に芦ノ湖と景色もいいです。普通ロープウェイは「もう終り？もっと乗っていたいのに...」というのが多いですが、大湧谷から桃源台まで１８分も乗っているので十分楽しめます。強風で中止する準備をしているようで、反対側の搬器も空になってきてました。 |
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| 途中に姥子（うばこ）という中間駅があります。ここに初代の搬器が展示保存してあるので、降りて写真を撮りたかったのですが、降りたら次いつ動くかわからないので、あきらめました。姥子を過ぎる頃にはお客さんもちょっと飽きてきた様子。僕は満足だけど。反対側を通り過ぎる搬器はもうない。そして終点の桃源台駅に到着です。 |
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| 戻ってきた搬器はお客さんを下ろすと、駅にどんどん溜め込んでいました。外で、この駅から搬器が出たり入ったりする様子を眺めて楽しもうと思ったのに。さて、僕は箱根に来たら、ココからバスで１０分ぐらいの場所にある駒ヶ岳ロープウェイに乗るつもりでした。そちらも強風でとまっている可能性もあるとは思ったが、一応行ってみた。案の定運休中の看板が。数時間待ってみたが、今日はもう営業を中止するというので、ロープウェイのピンバッチとキーホルダーを買い、撮影だけしてあきらめた。さて、予定がくるった僕、箱根ロープウェイの運行情況を訪ねると、大湧谷〜早雲山区間のフニテルだけは動いているというので、４時のバスで大湧谷まで向った。 |
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| ４時半頃大湧谷駅に到着。日も暮れはじめて、人もほとんどいなかった。ここから早雲山までフニテルで戻りました。一人でゴンドラ貸しきり状態で最高！来る時に揺れた大湧谷の例の場所も、さほど風も強くなく揺れませんでした。 |
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| そして今日のロープウェイのふりだしである早雲山駅に到着。降車口を下りると、ロープを回している滑車が見れる窓があった。こういうサービスは嬉しいです。さて、せっかく買ったフリーパス、このまま帰るのはもったいない。ロープウェイは５時１５分までだから、ちょうど行って帰ってくる時間はある。そのまま僕はもう一往復しました。さらに日は暮れて暗くなる。そしてまた大湧谷にさしかかると、なぜかまた大風が吹いてるじゃないですか。さすがに一人は心細かったですよ。「もう一周乗ろう！なんてしみったれた根性を出しさえしなければ...」とちょっとマジに落ちる事を想像してしまった。今までで一番怖い体験でした。すぐに乗って戻らないと終業時間が迫っている。ちょうど大湧谷からグループが乗り込んで来たので、そこに飛び乗った。少なくても一人で死ななくて済むし。戻りはなぜか谷間の風もおとなしくて「さっきは何だったんだ？」状態でした。早雲山駅に着くと、あたりは真っ暗で、外の見えないケーブルカーで強羅まで下りて、登山電車で箱根湯本、そこからロマンスカーで新宿へ戻りました。強風の為に予定がくるいましたが、とりあえず箱根ロープウェイは全部乗れただけ良かったと思うことにしました。 |
