よみうりランド・ゴンドラリフト

 京王線の「京王よみうりランド」駅前から遊園地の入口までを繋ぐ単線自動循環式のゴンドラです。「スカイシャトル」という愛称もあり「空から行けちゃう遊園地」というコンセプトになっています。片道約5分。遊園地の中のアトラクションではないのでゴンドラだけ乗ることもできます。

 京王線の改札を出て左側にゆくと綺麗なオフィスビルのような建物が目に入ります。その左横の階段の上が「京王口ステーション」です。自動販売機でチケット往復400円を買って乗込みます。

 これがゴンドラです。樫山工業という会社がイタリアのライトナーというメーカーと提携して作ったそうです。とてもユニークなデザインです。  自動的に扉が閉まると発車します。シートは背合わせに4人づつ前と後ろ向きにあります。ここからはまだ遊園地は見えません。

 最初にまず山を登ります。小高い丘という感じです。高低差は44m。 山を登り切ると視界が開けよみうりランドの全貌が見渡せます。最初にジャイアンツ屋内練習場の建物の上を通過します。

 聖地公園を通り抜けジェットコースター「バンデット」が近づいてきます。  その「バンデット」の線路の下をくぐり抜けます。タイミングがいいとジェットコースターが通り越してゆきます。

 いろんな遊戯施設が見えてきます。子供だったら段々ワクワクしてきて早く到着したいと思うことでしょう。この日は平日の午後2時頃だったのでちょっと淋しかったですが休日ならもっと賑やかな雰囲気だと思います。

そして遊園地の入口がある「山頂ステーション」に到着します。 この画像に向かって左側に遊園地のゲート、右側は夏期営業のプールがあります。

 このゴンドラ、角度によって表情がちがって面白いです。屋根のウェーブが特徴的です。色は全部で4色ありました。これはオレンジ。  今度は京王口ステーションへ戻ります。左側の壁はゴンドラを収容する建物の壁です。

 遊園地エリアの上をジェットコースターの線路と平行して進んでいきます。 このオシャレなゴンドラはまわりの雰囲気にマッチしていて、自動車で遊びに来た人はこれも遊園地のアトラクションだと思うかもしれません。

青のゴンドラ。

赤のゴンドラ。

 ジャイアンツ屋内練習場が近づく頃、木々の向こうから首都圏が広がってきます。この光景は一見の価値があると思います。夢の国から現実の世界に戻る瞬間です。

 そして一気に山を下って京王口ステーションに到着です。このゴンドラについての記事がデアゴスティーニ・ジャパン発行の「鉄道データファイル」212号に詳しく載っています。

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