ぎふ金華山ロープウェー

 仕事で名古屋に滞在して、次の日神戸へ移動する新幹線が13時17分だった。つまり午前中はフリーなので、ちょっと強行でしたが早起きして岐阜まで足を伸ばしました。名鉄で30分ぐらいで岐阜に到着。時間がもったいないので駅からタクシーで(1430円かかったけど)金華山ロープウェイのりばまで行く。

 緑豊かな岐阜公園内に駅はある。おみやげ売場の奥にロープウェイのりばの入口があります。ちなみにパンフレットやチケットには「ロープウェー」と表記されていますが、入口の看板は「ロープウェイ」だったりして統一されていませんでした。

 昭和30年4月に開業して以来、現在5代目になるようですが、この5代目の時に根本的に作り替えたようで、昔い絵葉書で見た昔の駅などの面影はない。駅は古いロープウェイによく見かけるコンクリート作りのどっしりしたものとちがって機能的でシンプルな作りでした。搬器はスケルトン風。

 この日はあいにくの雨模様で、搬器の窓ガラスに雫が付いていてまともな画像がとれなかった。まっ仕事のついでに乗りにこれただけいいと思うことにしました。

 山頂駅のこの窓からの眺めが素晴らしく、ここでしばらくロープウェイを観察していました。ロープウェイが駅から出発したり入ってくるところを見るのが大好きです。 山頂駅の横にリスを放し飼いにしている「リス村」がありましたが、自分は入りませんでした。お城もあまり興味がないので今回は岐阜城もパス。

 駅からちょっと上がったところに展望レストランがあります。その上が展望台になっています。岐阜の町並みや長良川が良く見えて天気が良ければ最高のビュースポットでしょう。週末は夜間営業もしているようなので夜景が見れることでしょう。ちなみにロープウェイに興味がある方は、このレストランの奥の席に初代からのロープウェイのパネルがひっそりと展示してあります。

 自分のような古いロープウェイ好きには、この簡素な新しい駅の建築には魅力を感じないのですが、眺めが素晴らしいので、ロープウェイ本来の醍醐味は十分ありました。またいつか天気の良い日に訪れてみたいです。

(2006年9月6日)

初代 昭和30年4月〜37年6月 定員20名

2代目 昭和37年6月〜43年6月 定員27名

3代目 昭和43年6月〜昭和61年2月 定員32名

4代目 昭和61年2月〜平成4年3月 定員32名

現在5代目

絵葉書に見る初代の金華山ロープウェーと山麓駅の様子

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