榛名山ロープウェイ

 伊香保ロープウェイに乗った後、そこから榛名山に行く方法があるか尋ねたら1時20分のバスがあるとのこと。バスはどんどんくねった山道を昇っていく。途中で伊香保ロープウェイの山頂にあったスケートリンクがみえた。榛名山はそこよりもさらに上のほうにあるようだ。約25分ぐらいで榛名山に到着。ロープウェイのりば前で下車。

 平日のせいか閑散としていた。榛名高原駅から榛名富士山頂駅までよく見渡せる。この時は4月でしたが山の木はまだ枯れていました。時刻表では1時間ごとぐらいしか発車しないようでしたが、他にお客さんがいなかったせいか僕がチケットを買うとすぐ乗るように催促され慌てて乗り込んだ。

 昭和33年7月に営業開始したここのロープウェイはその後何度か搬器が取替えられたようですが、平成8年4月に現在の単線固定交走式になった。日本最初の二両連結式だそうです。交走式として動いていますが、駅の作りを見ると循環式としても使えるようになっていました。駅を出発するとはじめガタガタと振動がすごかったです。ガイドさんや添乗する人はおらず、録音の説明が流れます。しばらくすると左側に榛名湖が見えてきます。

 2分50秒で山頂に到着。延長527メートル、標高差269メートル、速度は毎秒4メートルだそうです。

 榛名富士山頂駅には食堂、売店などはありません。駅を出ると目の前に小高い丘があって、その上に榛名山神社と見晴らし台があります。

 ここの搬器の愛称はYAMABATO(やまばと)とKOMADORI(こまどり)でそれぞれ1号と2号があります。ドアは自動開閉式です。

 駅のまわりにはおみやげ屋さんが数件あるだけです。自分はこの日ロープウェイ駅の近くのレンタサイクル屋さんで自転車を借り、榛名湖を一周しました。30分ぐらいでまわれました。そして3時12分の伊香保へ戻るバスに乗り、共同浴場の温泉に入り、食事をして、夕方6時36分のJR高速バスで帰りました。

(2006年4月17日)

 観光地の絵葉書にロープウェイが写っている確率は高い。よって古い絵葉書にリニューアルされる前の搬器(ゴンドラ)の姿を見る事ができます。

 これは自分のコレクションの一部ですが、この榛名山ロープウェイは絵葉書で察するだけでも以前に3回ゴンドラの架け替えをしているようです。

 そして平成8年4月に現在のユニークな最新型になったのでしょう。

 日本のロープウェイは昭和30年代のレジャーブーム時にほとんど作られ、ここ10年ぐらいの間にゴンドラをリニューアルしたケースが多いですが、これほど過去に何度もリニューアルされたロープウェイも珍しいのではないでしょうか?古いやつが好きな自分はこの時代のに乗りたかったです。一見3台とも似ていますが、よく見ると全部違います。

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