桜が満開の身延山

 自分の記憶では、今まで桜の季節にロープウェイに乗りに行く事がありませんでした。ロープウェイそのものが好きで、何往復もする自分には、混雑している時に行くのは不都合であった。3月になり、仕事の方に気を取られていたらもう月末。せめてどこかに乗りに行こうとサイトをチェックしていたら、ちょうど身延の桜が満開だと知り、31日の早朝、高速バスに乗るために新宿へ向かった。しかし7時40分発のキャンセルを期待したが満員でダメだったので、JRの特急あずさに乗り身延を目指しました。

 身延に来るのも今回で7度目なので、車窓から山頂駅もすぐみつけられるようになりました。  いつもは三門前から坂道をのぼってロープウェイの駅まで歩きますが、桜のシーズンということで久遠寺本堂まで乗り合いタクシーが出ていました。200円です。ちょっと嬉しいです。

 まずは久遠寺のしだれ桜を鑑賞しました。花に興味がない自分でも「おおっキレイ!」と感動。これは一見の価値がありますね。  しかしメインはやっぱりロープウェイ。本堂からロープウェイ山麓駅まで行く通路に提灯と紅白の幕が施されていて普段より華やかな雰囲気でいい感じです。

 列ができていました。平日の何もイベントがない時しか来たことがないので初めて見る光景です。これで30分待ちぐらいでした。本当の混雑時よりは少ない方だそうです。  この時期は営業時間が平日8時、土、日は7時からだそうです。そんなに早くから来る人がいるってことなのですね。スゴイ!

 慌てて乗る必要もないので、到着してしばらくは、山麓久遠寺駅の下の方に行き、そこから自前の弁当を食べながらロープウェイを眺めていました。とにかく桜と搬器を一緒にフレームに納めたくて、いろんなところから撮影してみましたが、桜がそれ程高い位置にはないので、けっこう苦心しました。このページの一番上のがベストショットかな?

 12時50分発の臨時便で上ります。この日はほとんどピストン輸送で稼働していました。モーターが休む暇もないでしょうね。  出発してすぐ、進行方向左側に身延の町全体に広がる桜を見下ろすことができます。これはやっぱりロープウェイならではの景色ですね。

 山麓久遠寺駅と山頂売店「身延屋」で「さくら葉餅」を販売中でした。可愛いお箸が付いて880円です。個人的には右下のロープウェイのイラストが大事です。食べたら箱だけ保存します。  いつも展望台から山頂駅に到着&出発する様子を見るのが大好きです。この日は従業員さんにプレゼントする古い絵葉書を持ってきていたので、ちょっと見比べてみました。

 さて、一度下りて行きます。路線の途中に黄色い花が沢山咲いていました。「ミツマタ」というそうで、皮は和紙の原料になるそうです。この時期に来たことがなかったので初めて見ました。  のんびりと2往復楽しんだ後の帰りに、開通40周年記念碑を発見!あれ〜こんなの以前からあったのかなあ?今まで完全に見落としていました。索道家としまだまだですね、僕も。

 帰る前に顔見知りの従業員さんに、桜とロープウェイを一緒に撮影するのがけっこう難しかったと話したら、斜行エレベーターのところがいいと教わり、早速行ってみました。ココいいわあ!  山門前に戻る坂道でも桜の綺麗な場所が沢山あります。上りはきついですが帰りはのんびり歩いて下るのもいいでしょう。

(2016年3月31日撮影 / 4月1日 投稿)

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