「科学と模型」No.177

 ウィキぺディアによると1930年に創刊して1953年ごろまで発行されていた青少年向けの科学や模型工作を扱った雑誌であることが判明。すごいのは戦時中でも休刊になっていたかったことです。朝日屋(朝日科学玩具工場)という大阪にあった模型や部品のメーカーが出版していたようで、模型製作にあたり朝日屋の部品を推奨している。
 この号の発売が昭和21年11月で、戦後一年ちょっとで、生活もまだ落ち着かなかったのはないかと察するのですが、もうすでに模型作りに情熱を向けていた人がいるということが驚きでした。さて、日本で戦前に作られたロープウェイは約11ケ所程度で、博覧会のようなイベントで期間限定だったり、戦争中の不急不要で解体されたりして、吉野山と三峰山の2ケ所だけが生き残り、戦後に明智平が復活したぐらいで、本格的なロープウェイが多く開業するのは昭和30年代以降なので、昭和21年の時点で人々がロープウェイに対して馴染みがあったとは思えない。戦後は鉄道模型の製作記事が多くなってくるようですが、このようにロープウェイの模型を作るページを当時の読者はどう捉えたのでしょう。搬器のモデルは戦前にあった六甲登山架空索道を参考にしているようです。
 自分は昭和39年生まれなので、子供の頃はプラモデルが全盛でしたので、このように金板などを使いすべて一から模型を作るというのがスゴいと思ってしまいます。

「科学と模型」

十一・二月合併號 No.177

昭和21年11月10日発行

発行所

朝日屋出版部

(2015年11月10日投稿)

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