2度目の新穂高ロープウェイ

日本で唯一の二階建てゴンドラがある新穂高は、自分がロープウェイめぐりを始めた当初から乗りに行きたい場所であったが、妨げになる理由がいくつかありました。それは早朝に都内から出向いても現地の到着が正午過ぎになってしまい、日帰りで遊ぶにはちょっと不都合なこと。あと2つの路線を乗り次ぐので往復運賃が2800円(今は2900円)するので、何往復もする自分には経済的にちょっと辛いという事。これらの理由でずっと後回しにしていた場所でした。それが2014年に中部地方のローカルテレビ局の番組でロープウェイ愛好家として出演するチャンスを頂き、その番組の取材で初めて新穂高ロープウェイに訪れる事ができました。しかし所詮は番組の為の撮影なので、ゆっくりとビデオや写真を撮ったり何度も乗る事はできませんでした。
2014年に中部地方8社がスタンプラリーを始め、8社全部のスタンプを集めると、その内一ケ所のロープウェイに5名までタダで乗る事ができるというのがあり、自分は8索制覇しました。2015年10月24日は自分のロープウェイ巡りを初めて10年目になるので、22日から3日間お休みを取りそのスタンプを使って泊まり掛けで新穂高ロープウェイを堪能しようと出かけた次第です。

10月22日(1日目)

 22日の朝7時発の飛騨高山行きのバスに乗り、平湯温泉で乗り換えて新穂高に到着したのが13時20分でした。この日は第2ロープウェイはあきらめて、第1ロープウェイだけ楽しむことにしました。ロープウェイカードの特典は使わずに往復600円のチケットを購入。2往復楽しみました。このゴンドラが駅に出たり入ったりするのを見るのが大好きです。

 新穂高温泉駅から1号車に乗り込みます。スケルトンタイプのスッキリしたデザインです。  鍋平高原駅に到着するとすぐにお客さんが乗り込んでいました。時間的に下りのピークなんですね。

 駅の横に行ってみたら機械室のシャッターが開いていました。見のがさないでよかった!  その駅の横は第1ロープウェイのゴンドラを観察するには絶好のスポットです。ここにマットを敷いてお弁当たべながら眺めていたかったです。

昔のロープウェイの駅はこの石を積んだ山小屋風のデザインが多かったですね。昭和レトロで個人的には大好きです。 2階建てゴンドラの駅があるしらかば平駅へのアクセス用という役割であまり注目されませんが、個人的にはコレぐらいの規模の交走式のロープウェイが好きです。けっこう急勾配な路線です。

10月23日(2日目)

温泉宿に泊まった次の日、いよいよロープウェイカードの特典でチケット5枚をゲット!思う存分にりまくります。 2日目は第1ロープウェイは気にせずに第2ロープウェイに集中することにしました。この駅のまわりが広場になっていて、のんびりするには最高の場所です。

 第2ロープウェイはなんといってもこの雄大な風景です。車窓から見える山々にみんな見入っていました。それより色とりどりの紅葉をバックに映える白いゴンドラが美しくておもわず見とれてしまいます。そういえば初代のゴンドラの配色も白に赤ラインでしたね。

 山頂の西穂高口駅に到着したら絶対やりたかったのが、ソフトバンクのCMで吉永小百合が立ったポジションに自分も立ってみることでした。ここでロケされたCMが大好きでした。着物を着てロープウェイに乗り込む人って吉永小百合ぐらいじゃないでしょうか?ここ、名物スポットになってもおかしくないのになあ。

 一往復して、しらかば平駅に戻ると、前日に御挨拶した従業員のお姉さんが僕のところに来て、8索制覇した人物としてわざわざプレゼントのTシャツとチョロQを手渡してくれました。いや〜嬉しいったらありゃしない。タダで5枚分チケットを頂いただけでも恐縮なのに、こんなものまで頂いてしまって!フェイスブックにも載せていただきましたよ。

 自分は改札が始まる前の静かに駅に止まっているこの風景が大好きなんです。ずっと眺めていても飽きません。そしてこの2階建てのホームもここ独特ですね。このデザインが美しい!そしてとても機能的でもあります。

従業員さんしか上れないキャットウォークはあこがれの場所。ここは天上が高くてステンドグラス風な窓から光りが差し込み、まるで神聖な教会の様です。 最後に乗った下り便で交差する反対側のゴンドラを撮影しました。日が下り初めて独特な色合いの一枚になりました。山は刻一刻と表情を変えます。

2階で記念撮影。

1階で記念撮影。

そして帰りがけに第1ロープウェイとも記念撮影。
普通のお客さんは2階に乗りたがるようですが、僕は断然1階でした。普通のロープウェイと違うのは実は下の方だと思いませんか?下を切ったら普通のロープウェイと同じだもん。
(2015年10月22、23日撮影, 10月27日投稿)

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