向ヶ丘遊園にあったロープウェイ

 カラーかんさつ百科「わたしたちのかんさつ」という昭和42年に国際情報社から発行された18巻からなる図鑑で、これはその第15巻の「からだ」という特集の中の一ページに見つけた向ヶ丘遊園のロープウェイのカラー画像です。

 このロープウェイは施設が小高い丘の上にあった為、遊園地の入り口から上まで運ぶ目的で作られました。のちに来園者の増加で対応しきれなくなり廃止され、リフト、そして屋外エスカレーターにその座を譲りました。

 ウィキぺディアによると、1951年7月28日に始まり、1967年11月24日に廃止になったようです。この雑誌の発行が昭和42年(1967年7月)なので、廃止される直前の画像になるのでしょう。

 ネット上で検索すると、いくつかの画像が出てきますが、白黒ばかりなので、カラー画像は珍しいと思います。自分もこの雑誌で初めてどんな配色だったのか知りました。

 戦前、不要普及の理由で多くのロープウェイが廃止されて、戦後になるとレジャーブーム到来で日本中にロープウェイが作られましたが、戦後すぐは遊園地のアトラクションとして作られた索道がほとんどでした。この向ヶ丘遊園のもその一つです。

カラーかんさつ百科

「わたしたちのかんさつ」

第15巻(からだ)

昭和42年7月5日発行

株式会社 国際情報社 発行

定価250円

(2015年5月10日 投稿)

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