2度目の伊香保ロープウェイ

 大きな仕事が片づき時間に余裕ができた4月25日、7年ぶりに伊香保ロープウェイを訪れました。以前来た時はまだビデオカメラを所有していなかったので、今回は動画を撮影する事をメインの目的にしました。練馬から高速バスで2時間半ぐらいで到着。天候にも恵まれ、11時から15時ぐらいまでのんびりと4往復して楽しみました。

 左の画像は2006年に撮影したものです。最初に訪れた時、キャビンの前面に「天下の絶景」というパネルが取り付けられていて、正直「ちょっとダサい!」って思ったものでしたが、今回訪れた時は、そのパネルは取り外されていて、ホームの階段のところに置かれていました。

 山麓駅にある待合室に「ロープウェイの仕組み」というコーナーを発見。今回気づいた事は7年前に比べると「ロープウェイにもっと興味を持ってもらいたい」というところが随所に見受けられた事でした。  山頂駅の待合室には「伊香保ロープウェイのしくみ」という9分間のビデオが流されていて、分かりやすく解説していました。そのモニターの台の下にはワイヤーを締め付ける時に使うレンチが展示されていました。

 左側は7年前に撮影した山頂駅の画像、右側が今回撮影したもの。比べてみて初めてこんなに綺麗にリニューアルされている事に気づきました。たしかに初めて訪れた時は、いくら古いロープウェイが好きな自分でも、さすがにこれは「ボロッちい」と感じていました。

 そして嬉しかったのは、機械室の中の様子が見れるように窓が作られた事でした。走行中に大きな滑車が動く様子はロープウェイに興味がない人でも目をとめるでしょう。

 山麓駅で自分は熱心に撮影をしていたら、従業員の方が「機械室も撮影なさいますか?」と親切に声をかけてくださり、特別に中を見学させてくださいました!滑車は新しく取り替えたばかりということで、そこだけ真新しかったです。平衡索があるところが思ったよりも深かくて高い所が苦手な人だったら足が竦んだでしょう。自分は仕事柄、劇場の奈落と似ていて大丈夫でした。ちなみに山頂駅でも従業員さんが特別に運転室などを見学させてくださり、普段見れない光景を目にして大興奮でした。これだけでも来た甲斐がありました。

 今回一番残念だったのが、山麓駅からちょっと丘を登った所にある駐車場に放置してあった初代キャビンがなくなっていた事です。従業員さんに伺ったら、駐車場を前面舗装する時、2台とも処分してしまったそうです。腐食が進んでいましたが、古いロープウェイ好きの自分には貴重な物だっただけにちょっとガッカリしました。

2号車「つつじ」

1号車「もみじ」

(2013年5月8日掲載)

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