「和っしょい」２０１３年 春号 Vol.34 の表紙

　中銀インテグレーション株式会社が発行している「和っしょい」は「楽しい生活をサポートする情報誌」というコンセプトで熱海周辺のイベントやお店、ライフスタイルなどを紹介していて、２０１３年の春号に今年開業５５周年を迎えるアタミロープウェイの事が４ページに渡り詳しく書かれています。この手の情報誌にロープウェイが紹介される事があっても、ここまでしっかりと取り上げられるのは珍しい。索道は鉄道のように関連書物が発行されないので、これはロープウェイファンには貴重な資料です。ただこういうモノは現地に居ないと気づかない為、ふつうは手に入れる術がないのですが、幸いこのホームページのブログのコメント欄を通して知り合った熱海の福島屋旅館の御主人が情報をくださり、わざわざ送っていただき入手できた次第です。表紙のイラストから内容までとても充実していて、編集者の方たちがとても丁寧に「和っしょい」を作っていらっしゃることが伝わってきます。情報誌は時が過ぎれば処分されてしまうもの。アタミロープウェイの貴重な資料として勝手ですがここに紹介、保存させていただきます。

表紙をめくるとさっそくロープウェイの記事です。合成ですが桜をあしらってありとても華やか。春の楽しい雰囲気が伝わってきます。

情報誌でロープウェイの仕組みまで紹介しているところがすごいです。普通では見られない運転室や機械室の画像まであり、ロープウェイファンにはタマリマセン。

このページでは山頂の見どころなどを紹介しています。アタミロープウェイと言えばイヤでも「秘宝館」とくるのですが、この情報誌では完全に排除している強引さがステキです。（笑）最近では少なくなってきた昭和レトロなアトラクションとして秘宝館の存在も嫌いじゃないのですが、ロープウェイファンとしては、どうしても「秘宝館へのアクセス用」というイメージしかなかったので、そこから切り離して紹介してくださった事を嬉しく感じております。

マニアにはたまらないページが最後でして、初代ロープウェイの画像が沢山載っています。開業当時の白黒写真は福島屋旅館さんの提供で、そちらのホームページでも御覧になれます。そしてなんと幻の熱海高原ロープウェイの事まで取り上げてあるところがスゴイです！