「のりもの」絵本に描かれた三峰山ロープウェイ

 愛児書房から発行された縦25.5センチ×横18センチの絵本に載っているロープウェイのイラストです。発行年月日が記されていませんが、関田克考氏著書の「乗物絵本時代」にこの本の事が紹介されていて、昭和27年発行と書いてありました。搬器のデザインからしてこれは三峰山ロープウェイのようです。三峰山ロープウェイは戦前に開業したロープウェイで、昭和39年に大型のロープウェイを建設すると初代のロープウェイは山麓、山頂に駅舎を残して取り壊されました。なのでこの絵は初代のロープウェイになります。描かれている子供たちがどことなく戦前っぽい雰囲気がします。画家は不明。

「ぼくらの すきな ロープウェイ したは たにそこ おやま の そこ」

 この本は中が10ページで、見開きで一つのイラストが描かれており、蒸気機関車が3つ、電車が一つ、そして三峰山ロープウェイになるのですが、裏表紙にもロープウェイのイラストが描かれています。

「のりもの」

画 不明

 発行所 愛児書房

昭和27年発行

当時の値段 25円

(2012年8月9日)

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