千光寺山ロープウェイ2代目搬器にお別れ

 「索道観察日記」で千光寺山ロープウェイの搬器が交換されるという情報を知りショックを受けた2011年1月、もう一度乗りに行きたくて、自分のオフ日の27日、東京駅6時発新幹線のぞみ1号に乗って尾道を目指しました。途中名古屋近辺の雪の為徐行運転をしたので20分ぐらい遅れが出たので福山駅からの乗り継ぎがうまく行かず、結局尾道に着いたのが10時30分を過ぎていた。

 昭和30〜40年代頃の雰囲気が好きな自分にとってこの千光寺山ロープウェイは完璧な状態で残されている場所でした。昭和56年製(1981年)ではありますが、その形は昭和30年代のレジャーブームの頃に日本中にロープウェイが作られた時代の一番典型的なデザインで、情緒豊かな尾道という場所にしっくりと馴染んでいる感じでした。角に丸みがあるこの形は今どきのシャープなデザインの搬器には出せない「やさしさ」と「あたたかみ」があると思います。いつまでも残してもらいたいと願っていたのですが、老朽化ということでとうとう2011年1月30日がラストランになってしまいました。1月31日から2月9日まで搬器交換工事がおこなわれ2月10日から新搬器での営業がスタート。30年の役目を終えました。

(2011年1月27日撮影)

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