須磨浦ロープウェイの新搬器

 須磨浦ロープウェイが2007年3月2日より新しい搬器で営業を開始しました。ここのロープウェイは昭和の雰囲気が残っていて、2005年11月に初めて訪れた時には大興奮したものです。その時すでに従業員さんから近い内に新しい搬器に交換するという情報を聞かされた。東京在住で、そうしょっちゅう来れない自分にとって、その時とりあえず古い搬器に乗れた事をラッキーだったと思いながら、新しい搬器がスイス製のモダンで洒落たやつとかにならなければいいなと強く願い東京に帰りました。その後ネットで新しい搬器架け替えがおこなわれた事を知り、画像を見たら新しいながらもちょっとレトロな雰囲気がある搬器だったので嬉しかった。すぐにでも乗りに行きたかったのですが、仕事でなかなか行けず、12月になってようやく足を運ぶことができました。

 山陽電鉄の須磨浦公園駅舎の外の壁には大きなロープウェイの看板があるのですが、ちゃんと新しい搬器のデザインに変わっていました。左側が古い方で右側が現在の様子。

 そしてホームへ上がってゆく階段の吹抜けの壁のデザインもちゃんとリニューアルされていました。こういうところまでちゃんと気をつかうところが素敵です。

 そして新しい搬器。同じ塗分けですが赤と白の2種類になりました。(先代の搬器も赤と白の配色でしたが、同一でザインでした。)赤い方が「やまひこ号」、白い方が「うみひこ号」です。前の搬器が2代目だったのでこれは3代目になります。ホームに入る時にグラつきを押さえ誘導する長い足がここの搬器の特徴の一つでしたが、新しい搬器にも長い足が付いています。オーソドックスでレトロな感じさせするデザインは古い駅舎にも違和感なくマッチしています。古き良き昭和の雰囲気を壊さないような搬器を導入してくれて本当によかったです。

(2007年12月21日)

戻る

inserted by FC2 system