淡島海上ロープウェイ

 かつらぎ山ロープウェイを一往復した後そこからタクシーで移動。淡島がある所まで約20分弱で到着。日本で唯一といわれる海の上を走るロープウェイに乗りに来ました。江ノ島ぐらいの淡島全体が「あわしまマリンパーク」という施設で、水族館、アシカやイルカのショー、高級ホテル、プール、淡島神社などがある。

 「あわしまマリンパーク」の入口になる建物。ここからロープウェイ、又は船で島に渡ります。ビジネスタイプのホテルも隣接している。部屋からロープウェイが見れるなら泊まってみたい。マリンパークの入園料にロープウェイ代も含まれていて、ロープウェイだけのチケットはない。大人1800円だがホームページの割引券などを使うと1300円になる。

 2階のおみやげ売場を通って駅がある3階へ。基本的には15分間隔の運行でした。ここの搬器は真っ白なボディに青い屋根。よく見るとサイドに薄いブルーの波模様が入っています。搬器の愛称はないようです。最近のロープウェイは遮光性の窓が多くてサングラスを通して見ているような感じだが、ここのは色の入っていないガラスなので景色がリアルに見えていい。窓も大きめで開放感があります。

 全長330mでロープウェイとしては短いです。(東京タワーの高さとほぼ同じってことですねえ?)山頂駅といってもこう見ると山の中腹までしか行かない。  ここの搬器の特徴は上のハンガー部分で、普通片側から引っ掛けてあるのに対し、ここのはタワーの様になっていて、その中にロープを通してある。立山ロープウェイも同様ですね。

 46人乗りで添乗する人はいませんでした。録音によるガイドアナウンスなどもありません。そして山頂駅に到着です。右側にある橋と鉄塔が、マリンパークがある下におりる為のエレベーター。何のために上がってきたの?て感じです。(笑)

 ホームは階段式じゃなくてフラットなタイプ。おみやげ売場などもなく閑散としてました。山の上には神社や散策コースがあるようですが、メインのマリンパークは下にあるので、ここから歩いて10数分かけておりてゆかなくてはなりません.....

.....というのは、このエレベーターは3年ほど前から使用中止になっているからです。(今気づいたけど左上に富士山が見えてた。)  マリンパーク側からみた対岸の山麓駅。手前に牡蠣を養殖している囲いが見えます。マリンパークは最近の水族館のようなハデさはないですが、のんびりするにはいいところでした。

 一通りマリンパークを散策して山頂駅へ向かいました。例のエレベーターが使用不可能な以上、どう考えても船を利用したほうが山を昇り降りしないで済む分ラクなのですが、自分の目的はロープウェイなので、がんばってまた山を登りましたよ。

 1964年開通というからけっこう古いほうですね。でも現在のゴンドラは1991年製です。昔の搬器はどんなヤツだったんだろう?すれ違う搬器には人がいっぱい!やっぱり子供とかはロープウェイに乗ってみたいのでしょうね。

 上まで登ってもメインの施設が下にある事、エレベーターが壊れていて山頂駅まで歩かなければならない事で島に渡る交通手段としては船のが楽で早い。でもこれはこれでそれなりの醍醐味があるし、海上を渡るめずらしいロープウェイなので、廃線にしないでがんばって欲しいものです。この日は2往復して帰りました。

(2006年11月22日)

 (2007年10月)電話で問い合わせたら、現在ロープウェイは週末と祝日しか運行していないそうです。
 (2008年9月)電話で問い合わせたら現在はロープウェイは休止中で、改善工事などもしているようで、しばらくの間は動く予定はないようです。
 (2009年5月)電話で問い合わせたら、老朽化の為という理由で廃止が決定されたようで、現在はまだ施設がそのままですが将来的に撤去するそうです。また昭和のロープウェイが消えようとしています。残念です。

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